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英語冠詞15 駅名にはtheがつくの、つかないの?

日本で鉄道の駅といえば、東京駅、上野駅が代表とされるところでしょう。世界的に有名どころとしては、
ニューヨークのグランド・セントラル駅、ロンドンのウォータールー駅など、歴史が古く、建物も美しいですよね。

さて鉄道の駅名を英語表記するとき、冠詞theはつくのでしょうか。

東京駅は?上野駅は?大阪駅、新大阪駅は?私が好きな、尾道駅は?

今回は、英語冠詞File13、駅名と冠詞について、解説します。

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東京駅は、Tokyo Station

基本、固有名詞に冠詞はつきません。

ですから、東京駅を英語表記するときは、Tokyo Stationです。上野駅はUeno Station。

ニューヨークのグランド・セントラル駅は、Grand Central Terminal。日本語では、terminalターミナルが、駅と訳されています。駅を正面から見ると、時計の下に大きく、Grand Central Terminalと表示されてあり、そこには冠詞theがついていません。

ロンドンのウォータールー駅でも同じこと。

駅名は固有名なので、冠詞theはつきません。theをつけて限定する必要がないからです。

そして駅名を言うとき、Tokyo Stationのように、「~駅」の頭文字が大文字になることに注意しましょう。

駅に冠詞theがつくとき

駅に冠詞theがつくときは、主に2つのケースが考えられます。

1. 「駅」と言えば、あの駅、みんなが知っている街の中心駅
2. その街で唯一の駅

地元限定、「駅」と言えば「あの駅」

日本の都市もそうですが、世界の多くの都市では、鉄道駅が街の中心となっていますよね。一つの町に複数駅があっても、大体一番中心となる大きな駅があります。地方都市に行くと、その一番大きな駅の周りが一番発展していたりします。

地元の人たちにとって、「駅」と言えば、普通は◯△●駅のことを指す、というような駅。

そのような場合、その地元限定で、

the station

と使うことができます。

いちいち駅名を出して、◯△●Stationと言う必要はありません。theでどの駅なのかを限定し、駅名を出さなくても地元の人には通じます。

I'll go to Kobe tomorrow. Can you take me to the station?
明日神戸行くんだ。駅まで乗せてってくれる?

こう言うと、あ、この人は明日列車で神戸へ行く予定で、◯△●駅まで車で連れて行ってほしんだな、と分かります。

しかし地元の人でない場合、言わないと通じないかもしれないので、ちゃんと◯△●Stationと言いましょう。

I'll meet you at the station at 4.
4時に駅前で待ち合わせね。

地元の人にはちゃんと通じて、4時にその駅で会えるかもしれませんが、地元の人でないなら、ちゃんと駅名を言ってあげた方が親切です。

たった一つの駅

その町で駅がたった一つしかない場合も、the stationでOKです。

その駅名が花山駅だとして、いちいちHanayama Stationと言わなくても、その地元の人にとって、唯一の駅が花山駅なので、the stationで通じます。

もちろんこれら2つの理由以外にも、駅にtheがつくこともありますが、それは後で詳しく説明するとして、まずはこれら2つのケースを抑えておきましょう。

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駅に冠詞a がつくとき

駅に冠詞aがつくときは、どんなときでしょう。もちろん本来、駅stationという単語は数えられる名詞ですから、a stationです。

ここでは会話上、どういうときに駅に冠詞aがつくのか、考えてみましょう。

Asami: I'd like to meet you at a station. 駅で待ち合わせがいいわ。
Bill: Which station? どの駅?
Asami: Any station. You pick. どの駅でもいいの。あなたが選んで。
Bill: OK. What about Sakura Station? 分かった。じゃあ桜駅で、どう?
Asami: Good. It's close to my house. いいわね。私の家の近くだし。

あさみさんが、特定の駅と限定せず、駅で待ち合わせしましょうという言ったのは、待ち合わせするなら駅がいい、公園とかじゃなくて、駅。おそらく、駅で待ち合わせすれば、待っている間時間が潰しやすいからとか、雨が降っても大丈夫とか、無料WiFiがあるからとか、人ごみの中にいる方が安心するからとか、何か理由があるのでしょう。

そしてビルさんが、どの駅と尋いて、駅を限定しようとします。

あさみさんは、どの駅でもいい。駅であれば、どの駅かは問題じゃない。

そしてビルさんが、あさみさんの家から近い桜駅を選んで、そこで待ち合わせとなりました。

この会話上、あさみさんが、”a station”と言っていることから、あさみさんとビルさんが済んでいる町には複数の駅が存在することが分かります。もし一つだけしかない場合は、先程も説明しましたが、the stationとなり、ビルさんがいちいちあさみさんに、どの駅にするのか尋ねる必要はありません。

隣町にも駅はあるでしょうが、常識から考えて、わざわざ隣町の駅まで行って待ち合わせするとは考えにくいからです。

Mai: Let's meet at a bookstore. どこか本屋で待ち合わせしようよ。
Tetsuya: Really? What about a station? マジでぇ?駅じゃだめ?

舞さんが、本屋で待ち合わせがいいと言っています。ここでもthe bookstoreではなく、a bookstoreと言っていることから、どこの本屋でもいいけど、待ち合わせるなら本屋がいい。待っている間、立ち読みして時間を潰せるし、雨が降っても大丈夫だから、というような意図があるのでしょう。

しかし哲也さんは、本屋で待ち合わせがあまり好きではないようで、駅の方がいいと言っています。これは多分、駅の方が無料WiFiがあるし、ベンチもあって座っていられるし、でも本屋だと座るところが無い。そんな理由があるのかもしれません。どの駅でもいいけど、待ち合わせるなら駅がいい。

もし舞さんが、

Let's meet at the bookstore.

哲也さんが、

What about the station?

と言ったのなら、それぞれお気に入りの本屋や駅があるとか、二人が住んでいる町には本屋と駅は一つずつしかないとか、そういうことになります。

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駅名に冠詞がついていたら?

先程から、駅名は固有名詞であり、基本冠詞はつかないと話しましたが、全く冠詞がつかない、というわけではありません。

例えば、

Kumiko went to a Midoriyama Station to get a weekly pass.
久美子は、一週間乗り放題券を買うために、緑山駅へ行った。

a Midoriyama Stationと冠詞aがついているので、緑山という駅名の駅が複数あり、その駅名がついた駅では、乗り放題券を購入することができることが、この文章から分かります。

久美子さんは、一週間乗り放題券を買うために、複数ある緑山という名前の駅の中の一つに行ったのです。

Kimi went to the Midoriyama Station to get a weekly pass.
希美さんは、一週間乗り放題券を買うために、緑山駅へ行った。

冠詞がaではなく、theを用いて、the Midoriyama Stationとなっています。緑山という名前の駅が複数あるけれど、どの緑山駅でも一週間乗り放題券を売っているというわけではない。ある特定の緑山駅に行かないと、手に入らない。the Midoriyama Stationというのは、そんな緑山駅のことです。

冠詞theをつけることによって、数ある緑山駅の中でも、どの緑山駅なのか限定するのです。

Moi walked around the Yamanak Station in the afternoon. She's very tired.
モイは午後、山中駅を歩き回って、とても疲れた。

この場合も、モイさんが歩き回ったという山中駅というのは、山中という名前の駅が複数ある中でも、山中駅と言えば、この山中駅だとみんなが認識している山中駅を指します。

例えば、特急列車も停まるような、モイさんの住む辺りでは一番大きな山中駅。他の山中駅はマイナー。そんなマイナーな山中駅のことを話題にするときは、

Moi saw her math teacher at the Yamanaka Station near her high school.
モイさんは、自分の通う高校の近くの山名駅で、数学の先生に会った。

モイさんが住む辺りでは山名駅が複数あるので、まず冠詞theをつけてどの山中駅なのか限定する必要があります。しかしモイさんが数学の先生に会った山中駅は小さくてマイナーな山中駅だったため、具体的にどこにある、どの山中駅なのかはっきりしないと、誰もどの山中駅なのか理解できません。

ですから、near her high school で、モイさんの高校の近くにある、というふうに、山中駅の場所や特徴を明らかにする必要があるのです。

モイさんの高校の近くの山中駅と言えば、地元の人なら、「あぁ、あの小さい山中駅ね」と理解できるでしょう。

そしてもしnear her high school を言わなかったら、

Moi saw her math teacher at the Yamanaka Station.

きっとみんな、モイさんは、あの一番大きな山中駅で数学の先生に会ったんだなと思うでしょう。

さらに冠詞theではなく、a Yamanaka Stationを用いて、

Moi will talk to her math teacher about the final exam at a Yamanaka Station tomorrow.
モイさんは明日、どこかの山中駅で、期末テストについて、先生と話しをする予定です。

複数ある山中駅で、どの山中駅かはっきりしていないけど、とにかくどっかの山中駅で、モイさんは数学の先生と期末テストについて話す予定ということです。モイさんはどの山中駅を指定するのでしょうか。

まとめ

今回は駅名と冠詞の関係について、解説しました。

基本、東京駅や上野駅のような駅名は固有名詞なので、英語で表示するとき、駅名そのものには冠詞theはつきません。しかし文脈上、駅名に冠詞aやtheがつくことがあるということを、理解してくださいね。

注)「特定の名詞に冠詞theやaがつくか」は、今回のテーマで説明するために便宜上使った表現で、「冠詞theやaにその名詞がつくか」という考え方が正しいです。英語冠詞の基本的考え方について詳しくは、「日本人の間違った英語冠詞の考え方 実際の使い方を解説」をご覧ください。

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