英語学習の最難関!冠詞をどこよりも分かり易く解説

英語冠詞の勉強部屋

動詞

英語で「話す」 SpeakとTalkの違い

中学生のとき、英語で電話の掛け方を習いました。

“May I speak to Tom?”
トムはいますか?

この”May I speak to ~?”という表現は、一つの決まり文句のように覚えました。

しかしアメリカに留学中、アメリカ人のルームメイトに電話が掛かると、相手は、

“Can I talk to Olivia?”

オリビアというルームメイトの名前さえ聞き取れれば、相手はルームメイトに掛けてきたんだなと分かりますが、とにかく”May I speak to ~?”ではなく、“Can I talk to ~?”ってアリなんだ!と驚きでした。

今回は、英語で「話す」という意味の、speakとtalkの違いを解説します。

Sponsored Link

一方的か、両方か

speakとtalkの違いは、話し手がどのように話すのか、話し手と聞き手の「話す」方向にあります。

Speak は一方的

speakは、話し手が一方的に話したいことを話す、というイメージです。

話し手が話したいことを話すことが目的で、聞き手との会話とか、聞き手がどのような反応を示すのか、ということは念頭にはありません。話し合いとか会話とかペチャクチャお喋りのように、話し手と聞き手の間に”話し”が行ったり来たりするのではなく、話し手から聞き手へ一方通行のような”話し”です。

Speaker(話し手) → Listener(聞き手)

speakは動詞ですが、名詞のspeech スピーチと言えば、想像しやすいでしょう。大勢の人を前にステージに立ち、演説する。聴衆は黙って演説者の話を聞いています。

ステレオのスピーカーも、一方通行ですよね。音がスピーカーから出てくる。音を集めるのはマイクです。
スピーカーもマイクも方向が違うだけで、どちらも一方通行です。

ですから「マイクに向かって話す」は、

DJ speaks into a microphone.
DJがマイクに向かって話をする。

ラジオ番組の収録などで、DJがマイクに向かって話をしている様子が浮かびます。

My students speak English well.
私の生徒は、英語を上手に話します。

「言語を話す」ときも、speakを使います。英語という言葉が、口から飛び出しているのをイメージすると、speakの”一方的に話す”という特徴が理解できるでしょう。

Can you speak English?
英語で話してくれる?

私の英語がへたくそで、全くアメリカ人に通じず、イライラした相手が放った言葉。私が一方的に相手にへたな英語で何かを話していて、相手が「はぁ?何言ってんの、コイツ」とイライラしながら聞いている様子を思い浮かべてください。

Talkは両方

talkは、話し手と聞き手の間に”話し”が行ったり来たりします。会話とかお喋りとか、”話し”が一方通行ではありません。

Speaker(話し手) ⇄ Listener(聞き手)

“I need to talk to you later. Come to my office.”
後で話があります。オフィスに来るように。

なんて、上司から言われた日は、怖くて仕事に集中できません。仕事のミスで叱られるのか、それとも最悪リストラか…。

また、

“I need to talk to you.”
話があるの。

なんて妻から切り出されたら、夫はドキリとくるでしょう。離婚話か、それとも…。

このようにtalkは、話す相手がいて、初めて成り立つ”話し”です。離婚話も、一方的に妻が言ったところで、夫が合意しなければ離婚は成立しません。ですから妻(話し手)にとっては、夫(聞き手)の反応は重要です。

“Wow! We've been talking for five hours here.”
わあ、私たち、5時間もここで話してる。

久しぶりに会った友人とカフェですっかりお喋りに夢中になり、ふと時計を見ると何と5時間も話し続けていた。楽しそうに話してる、talkしている女性二人が想像できます。

トーク番組、英語でTalk Showと言いますが、この場合もtalkが使われています。司会者とゲストが会話を繰り広げるTalk Showでは、”話し”が二人の間で行ったり来たりします。コメディアン一人がステージで可笑しい話をして、観客を笑わせているとき、そのコメディアンはtalkをしています。コメディアンのtalkは、決して一方的ではありません。コメディアンは観客の反応を見ながらトークを進めていて、観客は笑ったりホロリときたり、コメディアンと観客の間には、”話し”が行ったり来たりしています。

Sponsored Link

電話はtalkかspeak か

冒頭の例で、電話ではtalkを使うべきでしょうか。それとも中学生のときに習った、speakでしょうか。

調べた結果や、個人的経験から、仕事や事務的なことで電話を掛けてきたり、丁寧に言うとき、speakが使われるような気がします。

仕事や事務的なことで電話をしてくる人は、伝えたい内容が決まっていて、それを一方的に言ってお終いです。せいぜい相手から、YesかNoくらいの返事をもらえばそれでいいわです。大体そういうときって、丁寧に言うべき場面です。ですから”May I speak to ~?”

明日3時の診察予約を伝えるために、歯科医院から電話が掛かってきて、

歯科医院の人: May I speak to Mio? みおさん、いますか?
みお: This is she. 私です。
歯科医院の人: You have a dental appointment tomorrow at 3.” 明日3時に歯医者の予約があります。
みお: OK. Thanks.” 分かりました。ありがとう。

talkを使うときは、特に用事云々より相手とお喋りしたいとき。「ちょっと聞いてよ、もう」なんてときです。

私がアメリカ人のルームメイトであるオリビアの電話に出たとき、掛けてくる人はオリビアの友達が大半でした。相手からすれば、自分の友達(オリビア)のルームメイト(私)は友達、というわけで、別に丁寧に言う必要も無いと思ったのでしょう。

ちなみにルームメイトに掛かってくる電話で、“Can I talk to Olivia?”と言う人は多かったですが、それ以上に一番多かったのは”Is Olivia there?”で、文字通り、「オリビアいる?」でした。

今でこそ携帯電話が普及して、個人に用があるときは、直接その人に掛けることができます。しかしそれでも「〜さん、いらっしゃいますか?」と電話で言う場面は多くあります。

例えば仕事でオフィスに電話したとき。また携帯電話に電話をしても、その携帯を家族で共有している場合もあります。友達と一緒にいて、「携帯が鳴ってるよ。出てあげようか?」なんて友達が電話口に出たりすることもあります。ですから携帯に出た相手が必ずしも、自分が話したい相手かどうかは分かりませんから、確かめる必要があります。

そんなとき、speakかtalkか、必要に応じて使い分けましょう。

Sponsored Link

まとめ

speakとtalkの大きな違いは、話し手と聞き手の間の”話し”が、一方的かどうかです。

Mr. Smith: アシタノヨテイハ、ナンデスカ?
Shiori: 明日は朝8時から取引先と、先日送られてきた試作品についてミーティングです。あの試作品、どう思いましたか?
Mr. Smith: Do you speak English? 英語、話せますか?
Shiori: Yes, I do. 話せますが。
Mr. Smith: Can we talk in English? 英語で話していいかな?
Shiori: Yes, we can. いいですよ。

スミス氏がたどたどしい日本語で、シオリと仕事の話しをしています。ミーティングの打ち合わせのような、込み入った内容の日本語は理解できず、シオリが英語が話せるかどうか確認し、話せるようなら、英語で話し合いできないか聞いています。

スミス氏が”Can I speak English?” ではなくて、talkを使ったことで、シオリとのミーティングの打ち合わせをしている、この会話を、英語で行っていいか、という意味になります。英語が話せるかどうか、どの言語を話すのか、英語か日本語か、というような話す言語ではなく、会話ということにポイントが置かれているような印象を受けます。

英語で「話す」という意味のspeakとtalk。使い方や違いについて、説明しました。

Sponsored Link

-動詞

© 2020 英語冠詞の勉強部屋 Powered by AFFINGER5