コロナウィルスの影響で、私が住んでいる地方都市でも、マスクをしているアメリカ人をよく見かけるようになりました。ちょっと前までは、誰もマスクなんてしていなかったのに。この流行病の影響は、とても大きいですね。
今回は、アメリカ人とマスクというテーマで書いてみたいと思います。
アメリカ人とマスクの関係
アメリカの地方都市に長年住んでいて、病院で働く医師以外でマスクをしている人を見たことがありませんでした。
アメリカ人にとっては、マスクは予防目的ではなく、自分の病気を外に広めないためにあるもの。一応その認識はあったのですが、だからといって、どんなに自分が病気でゴホゴホと咳をしていても、マスクを着ける人はいませんでした。あらまぁ、何と無責任。人に伝染さないために、マスクは効果はあるって思ってるなら、ちゃんと着けろよ、という感じですよね。
数年前、インフルエンザが猛威をふるった年も、マスクを着ける人はいませんでした。
新型インフルエンザが流行ったときも、そう。
それがアメリカ人。
マスクをつけている私とアメリカ人
どんなに周りのアメリカ人がマスクを着けていなくても、私は私。周りが誰もマスクをしないからといって、私もしない、というタイプの人間ではないので、必要ならマスクを着けていました。
マスクを着けないアメリカ人の友人・知人に、私は一度もマスクを着けるように言ったことはありません。
しかし彼らは、マスクを着けていた私に、「マスクって予防の効果はないって、知ってる?」と、批判ではないですが、少々バカにしたように言ってきました。「予防の効果は無いのに、何でそんなもんしてんの?」という感じ。
そんなこと言われて、もちろん黙ってはいませんでした。でもアメリカNo.1の彼らにとって、私が何を言おうが、自分たちの考えが正しくて、聞く耳全く無しでした。
アメリカ人とマスク、現在
そして、このご時世。何とアメリカ人がマスクを着け始めているではありませんか。私が住む地方都市でそうなんだから、ニューヨークなどの大都市は、もっとたくさんの人たちが、普通に着けているんだと思います。
別にコロナウィルスが流行り出して、突然マスクの研究が進められて、予防効果が有るって立証されたわけではありません。
マスクの効果は、ちゃんとずっと前から立証されていたと思います。
単に人がマスクを着けるか着けないか、そして着けるという選択をしただけのこと。着けるという行為を受け入れただけのこと。
コロナウィルスの影響で、マスクの予防の効果が有る無いなんて、いちいち論議していられない。
本当に数ヶ月前までは、外出先でマスクをしているのは、私一人だけでしたが、今では着けている人が珍しくないのです。コロナウィルスの影響で、私が見た一番の変化です。
マスクを着けていた私を笑ったアメリカ人へ
今までマスクの予防効果は無いと、マスクを着けていた私を鼻で笑ったアメリカ人。彼らは今、どうしているだろうか。マスクは予防効果が無いと、今、この状況下でも、マスクを否定しているだろうか。もしマスクを着けているのなら、ぜひ、その心境の変化を聞いてみたい。そして、人に伝染さないようにするための効果はあるって思っていたのに、なぜ今まで病気のときマスクをしなかったのか、それも聞いてみたい。
今、アメリカでコロナウィルスが猛威を振るっているのは、アメリカ人のマスクに対する考え方と、何か関係があるのだろうか。
…どうなんでしょうかね。とにかくマスクの着用を徹底してほしいと願います。
ちなみに「マスクを着ける」は、
wear a mask
です。マスク、してくださいね。