今回もlearnという動詞の使い方についてです。特に言語とlearnの使い方について、
learn English
learn to speak English
learn how to speak English
これら3つの違いについて、詳しく説明します。
語学習得にはコレ、learn English
世界中でたくさんの人が、learn Englishをしていると思います。もちろんこのブログを読んでくださっているユーザーの方たちも。
英語を話せるようになりたい、英語で本を書きたい、ハリウッド映画を字幕無しで理解できるようになりたい。目的は様々で、それを達成するためにはlearn English の必要がある。
Learn Englishは、英語の知識や話す・書く・読む・聞くなどの技術を身につけることです。
英会話教室のレッスンや、語学留学やESLでは、learn Englishをしています。
話し方を学ぶのが、learn how to speak English
どうやって英語を話せばいいのか、learn how to speak Englishは、その話し方を学ぶという意味です。具体的には、英語の正しし発音の仕方とか、単語と単語のつながりのリエゾンとか、流暢に聞こえるようには、どのように話せばいいか、どこにアクセントをつければいいのか、口や舌をどのように動かせばいいのか、などなど。
また、英語の上達方法についてであれば、シャドウイングだとか、パーティに行って話しまくるとか、映画で表現方法を学ぶとか、いろいろあると思います。私の大学教授は、読書がいいと言っていました。
そういった方法を学ぶのが、learn how to speak Englishです。
しかし英語の話し方を学ぶのであれば、
learn how to speak English fluently
流暢な英語の話し方を学ぶ
このように、副詞fluentlyなどを伴って、具体的にどのような状態になるために、英語の話し方を学ぶのか、を示すと、全体の意味がはっきりします。
英語を話すことを学ぶ、learn to speak English
learn to speak English とは、どういうことなのでしょうか。「learn to do とlearn how to doの違い 学ぶことが異なる」では、learn to doは、〜することの意味とか大切さなど、奥深いところを学ぶことだとお話しました。
それと同じでlearn to speak Englishも、英語を学ぶことの意味、大切さ、その奥にあるもの、そんなふうな意味になります。
ちょっとピンと来こないかもしれませんので、例文で説明します。
I learned to speak English whenever non-Japanese speakers were around.
日本人以外の人がいるときは、英語を話すことを学んだ。
アメリカに留学中、日本人の友達と話すときは日本語でした。でも日本人以外の人が話の輪に入ってきたときは、すぐに英語に切り替えました。とにかく日本語が分からない人がいるときは、その人に対してだけでなく、日本人同士で話すときも、英語で話すようにしていました。それがマナーであり、その場にいる人たち全員への思いやりであると学んだからです。と言いますのも、南米出身者同士でスペイン語を話しているとき、その場で私一人スペイン語が分からず、つまらない思いをしたからです。
まとめ
learn English
learn how to speak English
learn to speak English
これら3つはつながっていて、learn Englishするためには、learn how to speak English が必要になるし、learn to speak Englishのためには、learn English が不可欠になります。
つまり結局のところ、動詞learnと言語に関しては、これら3つは 同じようなことなのですが、違いが全く無いというわけではありません。
その微妙な違いについて、今回は詳しく解説しました。
以上、動詞learnと言葉についてでした。