英語学習の最難関!冠詞をどこよりも分かり易く解説

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役職名を英語で言う時、冠詞はつくの、つかないの? File19

英語で自己紹介をするときなどに、ただどこどこの会社で働いています、に止まらず、自分の役職名を言うことがあります。

または名刺を英語で作成するとき、役職名を記載します。

そんなとき、冠詞はどうなるの?いるの、いらないの?冠詞がつくなら、a(an)それともthe?という疑問が…。

今回は、役職名を英語で言うとき、冠詞はどうなるのか解説します。

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文書で役職名表記するときは、冠詞なし

文書で役職名を表記するときって、例えば、仕事や会社関連の手紙の締めくくり。

手紙の文章の後、

➀は手紙を書いた人(実際書いた人は秘書かもしれませんが)、差出人の名前、
➁は手紙を書いた人の役職名、
➂は会社名

実際の手紙には、➁が無く➀と➂だけかもしれませんし、➂が無くて➀と➁だけかもれません。また➁と➂両方無い場合もありますし、上記のように➀と➁と➂の全部が揃っている場合もあります。いずれにせよ、サインの下に➀は必ずきます。

ここで注目したいのは、➁の役職名です。大文字で始まり、冠詞はありません。

名刺についても同じことです。

Sandy Roth ←➀ 名前
Business Development Executive ←➁ 役職名

Takashi Tanaka ←➀
Senior Exective Vice President ←➁

Brad William ←➀
Marketing Specialist ←➁

名刺には、名前のすぐ下に役職名が記載されることが多いです。ここでも大文字で始まって、冠詞がつきません。

文章の中で、役職名を言う場合

今度は文書ではなく、文章の中で、役職名を言う場合、冠詞はどうなるのでしょうか。

文章の中でというのは、何も手紙やメールのように書くことだけではなく、話す場合も含まれます。

My name is Cathy, and I'm a markting manager.

役職名に冠詞a がつきます。どんな仕事をしているのか、マーケティングマネージャーをしている。世の中にはマーケティングマネージャーはたくさんいますから、その内の一人、という意味で、冠詞a がつきます。

Nancy is a vice president.

ナンシーが働いている会社では、副社長が複数いて、ナンシーはその中の一人、というふうに解釈できます。副社長って、一つの会社に複数いたりしますからね。

またナンシーの会社では副社長がナンシー一人だけ、という場合でも、世の中にはたくさんの会社が存在し、その分だけ副社長がいるわけで、ナンシーはそんな世界中に大勢いる副社長の一人だ、というふうにも解釈できます。

もしナンシーの会社では、副社長がナンシー一人だけで、そのことをはっきりさせたいのであれば、冠詞  theを使って、

Nancy is the vice president of Brown World Travel.

どこの会社なのかを示すことで、ナンシーがその会社では、唯一の副社長であることが明らかになります。

たとえ会社名を出したとしても、a vice presidentであれば、

Nancy is a vice president of Brown World Travel.

ブラウン世界旅行社では、副社長が何人かいて、ナンシーはその中の一人なんだな、と解釈できます。

この英語の冠詞の法則は、このブログの英語冠詞ファイルで、何度も説明してきました。対象が役職名になっただけで、冠詞のルールは同じです。

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「役職名 + 名前」は冠詞なし

President Trumpとか、Professor Rossのように、「役職名 + 名前」で人を呼ぶとき、冠詞はつけません。

この場合、その人のタイトルで、Mr. TanakaとかDr. Moriと同じこと。ですから「役職名 + 名前」というよりは、「タイトル + 名前」と言った方が正しいでしょう。

日本語だと、田中氏とか森博士、トランプ大統領とかロス教授。

大統領のことを、Mr. Presidentと呼んだりします。

アメリカではファーストネームで呼び合うのが普通ですから、自分が学生で教授の名前を呼ぶとき、患者として医師の名前を呼ぶとき、あるいは自分より役職がと〜っても上で、その人がとっても年上で、自分がとっても若僧で、そんなとき以外はファーストネームです。

でもたまにいるんです。ファーストネームで呼ばれるより、役職名で呼ばれることを好む人。性格でしょうか。フレンドリーより、社会的地位の方が大事なんでしょうか。

「タイトル + 名前」で、名前の部分は、必ずしも名字とは限りません。ファーストネームが入ることもあります。そうなると礼儀とかフォーマルさには欠け、どちらかというととても親しみを込めて、「タイトル + ファーストネーム」と読んでいます。

フレンドリーであって、失礼な呼び方ではありませんが、失礼だと捉える人もいるかもしれません。上記のような社会的地位がとっても重要な人や、初対面の人には、避けた方が良いでしょう。

また男性が男性にこのような呼び方をするのは、個人的に聞いたことがないのと、もしかしたらもっと別な意味が加わるかもしれませんので、これもまた避けた方が無難でしょう。

まとめ

自己紹介などで、自分の役職名と会社名を出すのであれば、冠詞a(an)かtheがつきます。冠詞がa(an)になるかtheになるのかは、あなたの役職を取り巻く状況や、あなたが何を強調したいのかによります。

役職名のみを出して会社名は伏せるのであれば、冠詞はa(an)になる、と覚えれば、大体の場合OKです。

もちろんこの場合でも、ただ会社名を言わないだけで、自分はその会社における唯一の副社長だと示唆したいのであれば、冠詞をtheにするかもしれません。

会社名なんてどうでもいい、自分は副社長という仕事に誇りを持っているんだ、なんて人は、冠詞はaです。

以上、役職名と英語の冠詞について、説明しました。

【注】
「特定の名詞に冠詞theやaがつくか」は、今回のテーマで説明するために便宜上使った表現で、「冠詞theやaにその名詞がつくか」という考え方が正しいです。英語冠詞の基本的考え方について詳しくは、「日本人の間違った英語冠詞の考え方 実際の使い方を解説」をご覧ください。

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