「私が大学生のときね…」と思い出話をしようとしたとき、
When I was in college, …..
collegeに英語冠詞theがつかないことに気がつきました。いや別に、theがあっても間違えではないのですが、違う意味になります。
今回は、in collegeとin the collegeの違いをお話します。
私は大学生なら、I'm in college
「今大学に通っています」とか「大学生です」というとき、in collegeを用いて、
I'm in college.
英語の冠詞がつかいで、「前置詞 + 名刺」のパターンは、決まったフレーズみたいに使われます。この場合も、前置詞inがあるからといって、大学という地理的な場所を示しているのではありません。あなたが大学生なら、自宅にいても、”I'm in college”です。
これと同じように、at schoolと言うと、名詞schoolに冠詞theとかaが付いていないので、地理的な学校という場所という意味ではなく、就学していることを指します。
「もう学校終わった?駅で待ってるからね」なんてテキストが来て、
I'm still at school.
「まだ学校、まだ学校終わってないんだけど」そんな意味です。決して、今居る場所が学校というわけではありません。もし課外授業で校外にいたとしても、まだその日の学校は終わっていないのであれば、”I'm still at school”です。
キャンパス内にいるなら、I'm in the college
in the collegeと、英語冠詞theがつくと、どう意味が違ってくるのでしょうか。
「前置詞 + 冠詞 + 名詞」の形をとっているので、前置詞のinが物理的な場所を示すことになります。
地理的に今大学にいる場合、
I'm in the college.
「お前、今どこいんの?」と聞かれて、漠然と「大学にいる」と居場所を答えるなら、
at the college
冠詞atを使うことをオススメします。inを使うことで、大学のキャンパスの中にいることに意味があるように見えるので、もし「お前、今どこいんの?」と聞かれて、”I'm in the college.”と答えると、大学内にいて、調べ物でもしてるのかな、とか、教授とアポイントでもあるのかな、とか、そんな意味合いを含みます。
日本人は、場所を示すとき、inを好んで使うようにみえます。inを使う場面のほとんどは、atの方がふさわしいでしょう。もちろん地名や国名などは、inです。
まとめ
in collegeとin the collegeは、「前置詞 + 名詞」と「前置詞 + 冠詞 + 名詞」の違いがよく分かる例だと思います。
あなたが大学生なら、”I'm in college”です。
ちなみにcollegeをuniversityに置き換えることもできます。
I'm in university.
以上、in collegeとin the collegeの意味の違いについて、解説しました。