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前置詞

どこにいる?居場所を表すなら前置詞atがオススメ、inとの違いは?

英語で「どこにいるの?」と聞かれ、場所を示す前置詞として代表的なのが、inとatです。

そしてこの二つの前置詞、一見すると何が違うの?どっちがどうなの?と疑問ですよね。

at the store
in the store

日本人の多くは場所を表すとき、inを好んで使う傾向があるように見えます。日本人がinを使う場合の多くは、実はatの方が適切だったりします。

実際アメリカにいると、場所を示すときにatがよく使われていることに、inをよく使っていた日本人は不思議に思うかもしれません。

今回は、場所を表す前置詞inとatの違いについて、詳しく解説します。

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atは居場所、inはもっと深い意味が…

まずは下の画像を見てください。あなたは看護師として、患者のお世話をしているとします。

Where are you now?
今どこにいる?

と尋かれて、あなたは、日本人がよく使うinを用いて、

I'm in the hospital.

と答えた場合、その意味は、画像の中の患者の立場になってしまいます。現在地は病院であるというより、病院に患者として来ている、つまり診察してもらっているとか、入院しているとか。この場合のinについては、後ほど詳しく説明します。

看護師: I'm at the hospital.
患者: I'm in the hospital.

では次の画像はどうでしょう。入院中の家族を見舞いに、病院に訪れた女性という設定です。

この女性に、”Where are you now?”と尋ねたら、

I'm at the hospital.

と答えるでしょう。

看護師や見舞いに来た人の他にも、医師や受付の人など病院で働いている人たちも、at the hospitalと答えるでしょう。

一方、患者として病院にいる人たち、特に入院している患者は、in the hospitalと答えます。

at the hospitalで答える人たちにとって、病院は、そのとき自分がいる場所に過ぎません。看護師や医師にとっては勤務場所ですが、どこで働いているかが問われているわけではありません。居場所が問われているのです。病院という場所に、今自分はいる。それだけです。

in the hospitalとは、病院という場所よりも、病院の機能の中にいる。その場所の中にいることが問われているのではなく、病院のシステムの中に組み込まれている。つまり患者としてそこにいることを意味します。

下の画像で、あなたは、バンドのコンサートに来ています。

”Where are you?”と尋かれて、これまた日本人が好んで使うinを用いて、

I'm in the concert.

と答えると、それはステージの上で演奏しているミュージッシャンの立場になってしまいます。

ミュージッシャン: I'm in the concert.
観客: I'm at the concert.

観客にとっては、そこはコンサート会場に過ぎません。コンサートが開かれている場所にいる。しかしミュージッシャンにとっては、そこは音楽を演奏していて、コンサートという機能の中にいるわけです。in the concertというのは、そういうシステムの中にいることを意味し、単なる場所のことを指しているのではありません。

まとめると、前置詞atは単なる居場所を意味し、inは場所というより、もっとその場所が持つ機能的なことに組み込まれている、機能的なことに参加していることを意味します。

居場所を言うときは、ほとんどがat

“Where are you now?”と尋かれた日本人は、inを使って答えることが多い気がします。おそらく前置詞atは「点」、inは「空間」と習ったからだと思います。

inは「空間」、空間の中にいるということで、たとえばあなたが病院の中にいるなら、そこは病院という建物の空間。で、in the hospital。駅の中にいるのであれば、駅という建物の空間。で、in the station。

これは間違ってはいませんが、たとえばあなたが駅の建物の中の切符売り場で切符を買っているとします。友達からのメールで、“Where are you now?”

1) I'm in the station.
2) I'm at the station.

確かに駅の建物の中にいるので、1)と答えるかもしれません。

間違ってはいませんが、何も考えずただ切符を買っていて、「あ、今ね駅にいるんだ」と言うのなら、atを使った2)が適切でしょう。

inを使うことによって「駅の中」という空間が強調され、何かその中にいることがとても重要なのかなと感じてしまい、「駅の中にいるんだ。今駅の中では大きなイベントが行われていてね」など、駅の中にいる理由を話してくれることを期待します。

これはおそらく、居場所を示す前置詞は、ほとんどの場合atが使われることが多いので、inを使うことによって、「空間」が強調され、強い意味を持ってしまうからだと推測します。

冒頭の質問に戻って、

in the store
at the store

も同じことです。

あなたがお店で買い物をしていた。すると友達から“Where are you now?” 「今ねお店にいるんだ。後でまた連絡するね」。そんなときは、at the store。お店が単なる現在地だからです。

in the storeを使うなら、お店の中にいることが余程重要なときです。たとえば、お店の中の試食コーナーのために行列に並んでいて、もう30分近く待っている。その試食を逃したくないために、トイレも我慢して列に並んでいる。もうここまで待ったら、あと1時間でも2時間でも待ってやる。で、絶対試食をもらうんだ。お店の外はもちろんトイレにすら行けない状況ですから、そういうときは、確かにお店の中にいることが重要です。

“Where are you now?”と尋いて、"I'm in the store."という答えが返ってきたら、お店の中で何かしているのかな、と何となく疑問に思って、"Is something going on?"と聞き返されたりするかもしれません。で、上記のような理由を話すことを期待されます。

何も考えず、ただ「今ね、お店にいるんだ」という場合、at the storeです。つまり私たちの日常生活ではほとんどの場合、「あ、今ね、●●にいるんだ」と答えるような状況ですから、前置詞はat です。

建物の中にいたとしても、その中にいることが特に重要でない限り、あなたのいる場所はatです。

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まとめ

待ち合わせをするときに、場所を指定しますよね。そのときも、atを使いましょう。inで場所を指定するときは、例えば雨が降っていて、建物の中で待っていることが重要なときです。「△●駅で待ってるね。あ、でも今日は雨が降っているから、中で待ってるから」、そんな感じ。

またちょっと大きな駅になると、駅の中にいろいろお店があったりします。そのお店で待ち合わせするとは、たとえ駅の建物の中でも、「at 店の名前」です。

アメリカでは、人によって、あるいは地方によっては、”Where are you at?”とatをつけて尋いたりします。これが英文法上正しいかどうかは別として、それくらい居場所を示すときは、atを使うということです。この表現を使っている場合は、今あなたを探してて、見つけ出したいという意味が強いです。花火大会など、人ごみの中、携帯で「今どこにいるの?全然見当たらないんだけど」というようなとき。すごく口語です。

とにかく”Where are you"と尋かれたら、とりあえずatを使いましょう。inかatか迷ったら、atです。

以上、「どこにいる?」、居場所を表す前置詞inとatの使い方、その違いについて説明しました。

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