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時制・仮定法

If you WILL doとIf you doの違い if節にwillがある未来仮定法

私はサイモン&ガーファンクルのファンで、特に『サウンド・オブ・サイレンス』が好きです。名曲ですよね。

サイモンの曲で、『You can call me Al』の歌詞で、

If you’ll be my….

え!? if節の中にはwillを使ってはいけないんじゃなかったの?学校で仮定法を習ったとき、先生がそう言ってた。今でもよく覚えています。

でもこういったアート系の人って、アンチ社会派だから、わざと間違った文法やスペル、意味不明な表現を使ったりするしな…。

ということで、if節の中にwillが来るのかどうか、そうであればどんな意味なのか、考えてみましょう。

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主語がyou

サイモンの曲の歌詞のように、主語がyouの場合、if you will で、丁寧な表現になります。相手に何かをリクエストするときに使う、丁寧な表現。「もしあなたが○○する意志があるのであれば、〜」、つまり”if you are willing to do~”と同じような意味です。

A) If you’ll allow me to marry your daughter, I’ll give you 100,000,000yen.
お嬢さんとの結婚を許していただけることになれば、1億円さしあげます。

学校では、「if 現在, then 未来形will」は習いました。普通の未来仮定の文法。

B) If you allow me to marry your daughter, I’ll give you 100,000,000yen.

という形。これら2つの文は、どのように意味が違うのでしょうか。

まずB) から。B) はですね、実際に許してくれた時点で、1億円を払うつもりだと言っています。結婚に反対する親が、娘と男性に「分かった、結婚を許そう。ちゃんと許可したって、サイン入りの書面を用意したよ」。実際に書面にしてくれる親はいないとしても、口約束でもいいので、許可が下りた時点で、1億円が支払われた。

一方A)は、親がまだ書面(口頭でも)で結婚を許可したと記していないけれど、周囲には何気なく「やはり娘が幸せになる一番の方法は、あの男性との結婚かな」などと漏らしていた。かねてから娘の幸せが一番と言っている親だから、どう考えても結婚を許してくれるのは明らかだ。明らかになったその時点で、1億円差し上げます。

A) If you’ll forgive me, I’ll take care of you.
許すことになったら、あなたの面倒を見ます。

B) If you forgive me, I’ll take care of you.
許してくれたら、あなたの面倒を見ます。

昔自分はヤンキーだった。何度も警察のお世話になった。この地域では有名なものすごいワルで、親に迷惑をかけた。たくさんの苦労をかけた。勘当されたのと同時に家を出てから30年。父親が脳梗塞で倒れたと、姉から連絡があった。もうあまり長くはないらしい。

B) は、自分の過去の親不孝を許してくれた時点で、父親が「もういいんだよ。昔のことだ。水に流そう」と言ってくれた時点で、面倒を見始める。

A) は、例えばお姉さんが、「お父さん、あんたに会いたがっていたよ。迷惑かけたとか、親不孝したとか、そんなこと考えなくていいからって」と言った。確かに親不孝をした。でも30年という長い月日が立って、迷惑かけた過去は消えないけれど、もう許してもいいじゃないか、と父親が考えているのは明らかだ。それが明らかだとはっきりした時点で、面倒見ます。

If you will ~では、まだその行為(結婚を許可したり、親不孝を許したり)は行われていないけど、その行為をする意志がハッキリした時点で、1億円支払われたり、親の面倒を見たりするのです。

ちなみにif you willの後には、

excuse
allow
permit
forgive
pardon

「許す、許可する、〜してもいい」ような意味の動詞が続くことが多いです。

youが主語のときは、if you will doとif you doの違いは、理解しやすいと思います。

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If I’ll be late, I’ll call you

主語がyouではなく、I だったり何か他の物だったりすると、もっと説明が必要です。

マーク・ピーターセン『続・日本人の英語』によると、

A) If I’m late, I’ll call you.
B) If I’ll be late, I’ll call you.

という2つの例文を比べています。if節にwillがあるのは間違っているとならった日本人に、著者は、if I’ll be late ~” は、存在すると述べています。willをどのように理解するかがポイントで、文法的に正しいかどうかということではないそうです。

個人的にマーク・ピーターセン氏の英語の教科本はお気に入りです。文章が分かり易いとか説明が正しいとかではなく、考え方が私とピッタリだからです。

普段私たちが使っている日本語だって、文法的に間違いだらけですが、相手の言葉をどう解釈するかがポイントだと思います。

調べると、if節にwillを伴うのは文法的に間違っていて、そのような文章は違和感がある、と答える英語ネイティブがほとんどです。

しかしですね、一人だけいたんです。「文法的な問題ではなく、もっとロジカルなことなんじゃないか」と答えているアメリカ人が。

話がかなり外れましたが、上記の2つの文を比べてみると、A) は、今夜は彼女のアパートへ行く予定。でもいつも仕事が終わるのは終電ギリギリ。終電を逃したら、彼女のアパートへ行くのは諦めるしかない。そんな状況の中、「今夜アパートに行く予定だけど、終電に遅れたら、電話するよ」と彼女にテキストを送る。

「終電に遅れたら、電話するよ」ということは、電話をするときは、終電を逃したとき。でも彼女にこのテキストを送った時点では、終電に遅れるかどうかはまだ分からない。

B) では、今夜彼女のアパートに行く予定。でもこんな日に限って、大事な取引先との会食。長引くかもしれない。長引いたら終電に間に合わないだろうな。そしたら今夜、彼女と会うのは無理。「今夜取引先と食事が入ってさぁ。長引いたら終電無理だから、長引くなって分かった時点で、”遅れる”って電話するよ」。

「終電に間に合わないと分かったら、電話するよ」ということで、電話をするときは、終電はまだ逃していない。もちろんこのテキストを彼女に送った時点では、食事が長引くかどうかは分からない。

この例文の違いは、if you will do~とif you do~の違いと同じです。

ただですね、もし「終電に間に合わないと分かったら、電話するよ」をifを使って言うなら、

If I’m going to be late, I’ll call you.

be going to doが自然だそうです。

私個人としては、文法的には間違っているのかもしれませんが、if I’ll be lateという表現もアリではないかなと思います。ニュアンスがちょっと違うだけで。

I will be late.
I am going to be late.

これら2つの意味の違いというか、本当にニュアンスの違いがあるように、その違いがそのまま、

If I’ll be late, ~.
If I’m going to be late, ~.

の違いになっているように思います。

I will be late.
I am going to be late.

この2つのニュアンスの違いについては、別記事で、頑張って日本語で説明しますね。

とりあえずここでは、「if 主語 be going to do」の形、

If I’m going to be ~

で覚えておいてください。

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お天気が良かったら…、”if the weather is nice”

アルクで見かけたQ&Aで、”If the weather is nice tomorrow, I’ll air my futon.”は正しく、”If the weather will be nice tomorrow, I’ll air my futon.”は、間違っていると解答してありました。

文法という点で、白黒つける必要があるでしょうから、間違っていると解答してありますが、ニュアンスの違いという点に着目すれば、必ずしも間違っているとは言い切れません。If + willではなく、be going to doにして、

A) If the weather is nice tomorrow, I’ll air my futon.
B) If the weather will be nice tomorrow, I’ll air my futon.

A) は、明日起きたときや外を見たとき、晴れている。そしたら布団を干そう。今現在は、明日晴れるかどうか分からない。

B) は、明日は張れることになったら、布団を干そう。もう少し分かり易く説明しますと、明日の天気予報は、明日が近づけば近づく程、正確になっていきます。一週間前に発表された、明日の天気予報より、前日である今日の朝、発表されたものの方がより正確でしょう。今朝より今夜発表されたもののほうが、さらにより正確ですよね。そのようにして、明日の天気はほぼ間違いなく晴れだと分かった時点で、布団を干そう。明日の天気がハッキリするのは、今夜の11時かもしれませんし、早朝3時かもしれません。そんな時間帯に布団を干す人はいないと思いますが、B) の文脈からすると、明日の天気が明らかになった時点で、布団を干そうとしているのです。

今現在は、まだ明日の天気が明らかでない、晴れるかどうかはハッキリしていない。

もしB) で説明した意図であるなら、B) の文は、be going to doを使って、

If the weather is going to be nice tomorrow, I’ll air my futon.

の方が、自然に見えます。

「if + you以外の主語 + will do ~」は存在するか

you以外の主語を使って、if 主語 will doは、文法的に間違っているとう意見が大半の中、if I’ll be lateのような「if + you以外の主語 + will do ~」は存在するのでしょうか。

答えは存在します。文法がどうのこうのという問題ではありません。検索すれば出てきます。

ただ、割と古い英語だったり、またどちらかと言うと、口語というよりは書き言葉。文学とか小説とか詩とか歌詞とか。

確かに考えてみると、歌詞とか詩って、通常私たちが使う言葉とは違います。文法の教科書には間違っていると記されていても、歌詞とか詩の世界には、そういう独特の世界があって、それを正しい間違っているでは決められません。

言葉って、そんなもんではないでしょうかね。

ですから、間違えるのが怖いから英語を話すことが苦手なんて、もったいない気がします。言葉において間違えなんて、存在しないと私は考えているからです。正解なんてない。あなたがそう言えば、そういうことなんです。ただそれだけなんです。

話を戻して、例を挙げましょう。

A) Elizabeth won’t want to go. But she will, I will be happy to go with her.
エリザベスは行きたいっていう意志はないようだけど、もしあるんだったら、僕は喜んで一緒に行くつもりだよ。
B) If Elizabeth goes, I’ll go with her.
エリザベスが行けば、私も一緒に行く。

A) は、文学から抜粋して、ちょっと変えてみたんですけど、結構よく分かる訳だと思います。

B) は、エリザベスがこの町から出ていくんだったら、僕も一緒に行く、みたいな感じ。エリザベスが出て行った時点で、僕も行動に移すよ。

A) Will the officer go one step further? If she will, I’ll support her.
例の警察官は、もう一歩踏み込むつもりなのかしら。もしそういうことになるのであれば、応援するわ。
B) If the officer goes one step further, I’ll support her.
例の警察官が、もう一歩踏み込んだら、私は応援するわ。

この例文も、文学から抜粋して、ちょっと変えてみました。

A) は、犯人を追っているある警察官。犯人を捕まえるために、かなりヤバい駆け引きをするつもりらしい。今までの操作と同じでは、犯人を逮捕できない。もう一歩踏み込んだ操作が必要だ。その警察官が、今までとは違う、一歩踏み込んだ操作をするというのであれば、私は応援する。応援することにしたときは、まだそういう操作をまだ行っていない。

B) は、そういう一歩踏み込んだ操作を実際にした時点で、その警察を応援する。そういう操作を実際にしないのであれば、応援するつもりはない。操作する前は、応援していない。

文法的に正しいか間違っているかを決めなくてはいけないのであれば、間違っているのかもしれません。しかしそういう問題ではない、ルールを越えた表現があることを理解すれば、先程お話しました、間違えるのが怖くて英語を話すのが苦手ということが、いかにもったいないか、お分かりいただけるのではないでしょうか。

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まとめ

if節の中にwillを使った未来仮定法について、解説しました。

英語ネイティブが、If she will doのような表現に違和感を感じるのであれば、むしろその違和感を抱いてほしい、という意図が、話し手(書き手)にはあるのかなと思います。

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