英語で曜日は言わずと知れた、
Sunday, Monday, Tuesday, Wednesday, Thursday, Friday, Saturday
中学校で習ったとき、スペルを覚えるのに苦労しました。特に水曜日には手こずった覚えが。ウェドニズデイとローマ字読みで覚えた記憶があります。
今回は曜日についてです。冠詞theがつくことはあるのか、また複数形のsがつくときはどういう意味になるのか、そして曜日につける前置詞について解説します。
曜日は冠詞無し、でも複数形のsはつく
曜日は英語で表記するとき、大文字で始まっています。これは固有名詞で一週間の”その日”を指します。
というわけで、無冠詞。冠詞をいちいちつけて、一週間の内の”その日”を限定する必要がありません。
「〜曜日に」は、前置詞on を伴って、
I went to school on Sunday.
日曜日に学校へ行きました。
▐ 複数形のsがつくとき
曜日は英語では無冠詞なんですが、冠詞onと共に、曜日の最後に複数形のsがつくことはあります。
I go to school on Sundays.
毎週日曜日に学校に行きます。
複数形のsがつくことで、複数の日曜日、つまり毎週日曜日ということです。
A) I went to school on Sunday.
B) I go to school on Sundays.
2つの例文を比べると、A) は、日曜日に学校へ行ったのは、例えば日曜日に参観日とか特別授業があったとかで、普段は日曜日は学校はお休みなのに、わざわざ日曜日に学校へ行った、という印象です。
一方B) は、毎週日曜日に学校へ行くので、キリスト教の日曜学校かなとか、普通の学校教育の学校ではない、何か特殊な学校かなという印象です。あるいは日曜日の数時間、もっと勉強したい生徒のために、学校が特別授業を毎週開いているとか。とにかくそういう特別っぽい感じがします。
ここまで意味を深く追求する必要はないですが、曜日に複数形のsがつくと、毎週何曜日という意味になります。
でも曜日に冠詞theがついたの見たことある?
『The Sunday Dinner Cookbook』というタイトルの本があります。
これ、パッと見、曜日に冠詞theがついているように見えます。しかしSundayに冠詞theがついているのではなく、タイトルの最後の単語Cookbookに伴っているのです。
cookbookって料理本ですが、単に料理のレシピが乗っているわけではなくて、日曜日の夕食用のレシピ。日曜日の夕食用と、限定するために、冠詞theがあるのです。また本のタイトルなので、theをつけることで、”日曜日の夕食レシピ本の決定版”のような意味合いもあります。
また
in the Saturday morning
in the Friday evening
のように曜日の前に冠詞theがあります。
これらは曜日に冠詞theが伴っているのではなく、morningやeveningにかかっています。ここでは曜日は形容詞的に使われているのです。
このように曜日の直前に冠詞があるからといって、曜日には冠詞がつく、と早とちりしてはいけません。冠詞がどの単語とセットになっているのか、理解しましょう。
それでもやっぱり曜日に冠詞がついている!?!
どう見てもやっぱり曜日に冠詞がついている、そんなことがあるのでしょうか。
あります。
文脈上、そうなることはあります。
どういうときかと言いますと、例えば、去年のクリスマスの時期何してた?なんて友達とおしゃべりしていたとします。去年の12月のカレンダーを見ながら、クリスマス直前の土曜日に、彼氏と初めて映画に行った。それが彼氏との初デートだった。だからその土曜日は特別だった。
そんなとき、カレンダーのその土曜日を指で指しながら、
The Saturday was special to me.
なんてちょっとセンチメンタルな気分にひたりながら、土曜日に冠詞theをつけて言います。
これが冠詞無しで、
Saturday was special to me.
と言うと、先週の土曜日は特別だったのかなと思います。
このように文脈上、曜日に冠詞がつくことはあります。
まとめ
曜日と冠詞について、説明しました。
ここで今回のポイントをおさらいしておきましょう。
曜日の最初は大文字
「〜曜日に」は、前置詞onを伴って
on Sunday
その際、冠詞はつかない
複数形のsがつくと、「毎週何曜日に」
on Sundays